ローンを選ぶ際には、その返済方式に注目して選ぶことができます。
さまざまな方式が存在しますが、主なものとしては元金均等返済方式、元利均等返済方式があります。二つの違いを理解して、賢く選びましょう。
元金均等返済方式と元利均等返済方式について
元金均等返済方式とは、毎回の返済で支払う元金分について常に同じ額にするという方式です。
利息返済についてはそこに上乗せする形となりますので、毎回返済額が変わってきます。返済が進むにつれて、利息返済分は少なくなっていき、返済額も減少します。
一方の元利均等返済方式というのは、毎回の返済額を同じにするという方式です。
その同じ返済額の中で、利息と元金を同時に支払っていきますので、返済がなされていくと利息はだんだんと少なくなり、返済額における元金の割合が増えていくとことになります。
特徴の違い
元金均等返済方式は、元金返済は常に一定で利息返済を上乗せしますので、初期の返済額は高くなる傾向にあります。
そこから次第に、支払い負担が楽になっていくわけです。一方の元利均等返済方式は、常に返済額が同じですので、最初から最後まで負担は変わりません。
しかし、ある時期を境に、元金均等返済方式では利息返済分が少なくなって、返済額が安くなります。
最初は返済が大変ですが、後から楽になるというイメージです。トータルでの返済額を比べると、速い勢いで元金を返済できるため、元金均等返済方式の方が少なくなります。それに伴って、返済期間も短くなる傾向にあります。