バルク売り物件とは

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バルク売りの概要

通常、不動産は1戸ずつ売買契約を行っていくものですが、そうはせず、複数の物件をまとめて売却する、いわゆる不動産のまとめ売りをすることをバルク売り、バルクセールと言います。

一般的にはアパートやマンション、コンドミニアムやホテル、商業施設といった、多くの部屋やユニットが含まれる不動産物件がバルク売りの対象となります。

バルク売り物件のメリット

多くのまとめ売りと同じように、単価が安くなる傾向があるのがバルク売りのメリットです。例えばアパートの1部屋が1000万円で売られていた時、なかなか買い手がつかない場合にバルク売りとして「2部屋で1800万円(1部屋あたり900万円)」で販売されたりします。初期費用はかかりますが、利益を回収するまでの時間を短く済ませられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

また、バルク売りされている物件は「早く売りたい」という物件であることも多いため、値引き交渉しやすいのも特徴的です。

バルク売り物件のデメリット

デメリットとしては、管理のリスクが上がる点が挙げられます。アパートを3部屋バルクセールで購入したところ、アパート自体が不人気で3部屋とも空室が続いてしまった場合、赤字が続いてしまうことになります。

立地のばらけた複数のアパート、マンションから1部屋ずつ購入すれば、こういった立地によるリスクは分散できますが、そうはいかないのがバルク売り物件の大きなデメリットになってしまうのです。

また、不動産会社がバルク売りする物件というのは、やはり訳あり、売れづらい物件ということが多くあります。どうしてバルク売りされているのかを考え、原因を見抜き、それを改善した運営を行わない限り、黒字化するのは難しいのがバルク売り物件のデメリットとなっています。

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