面積の狭い土地のことを狭小地といいます。狭小地を所有している方や、相続して土地の活用を考えている方に、活用事例を紹介します。
また狭小地は、用途が限定されるため、比較的に低価格で購入することができ、ビジネス活用のヒントにもなるかもしれません。
パーキングは狭小地活用の好例
都市部にはたくさんの狭小地があり、建物を建てることができないほどのスペースをいかにして活用するかが問題となっています。その一つの方法として多くの土地所有者が行っているのが、パーキング経営です。
たとえ1坪しかないとしても、自動車を停めることができれば賃料収入を得ることができます。狭小地があるということは、駐車場も少ないエリアとなっている可能性が高く、パーキングのニーズは高いので成功しやすい事例と言えるでしょう。
駐車場は、月ぎめでも良いですし時間貸しや予約制にすることもできます。さまざまなサービス形態がありますので、最も運用しやすいものを選びましょう。
自動販売機の設置
飲み物や冷凍食品などの自動販売機を設置するという活用法もあります。自動車を置くスペースもない、さらに狭い土地でも行える運用法となります。
たとえば、マンションの隅のデッドスペースなどでも利用できるでしょう。自動販売機は初期投資が少ないですし、メンテナンスも不要ですので手間と資金をかけずに土地を利用できるのがメリットです。場所を選ぶという点はありますが、安定的に一定の収入を得る手段として優れています。
証明写真機の設置
自動販売機と同じように、証明写真機を設置するというのも一つの方法です。人通りが多くて、近くに行政機関が多いところだとニーズは高くなります。
飲み物の自動販売機よりも単価が高いため、利用者が多いと予測できるのであれば収入を得やすいサービスとなります。専門業者に見積もりを出してもらうと共に、電源確保などのプランを立ててもらいましょう。
ランチ販売スポットとする
狭小地といっても、スタンドを置けるくらいのスペース、もしくは車が一台停まれるくらいの余裕があれば、ランチ販売スポットとして貸し出すこともできます。
別の場所で作ったお弁当などを車で運んできて、その場所で販売するのです。ビジネスエリアにある狭小地であればニーズは高いので、利用したいと考える人が出てくるでしょう。
家庭菜園として貸し出す
都市部では、レンタル家庭菜園もしくはシェア家庭菜園をしたいという人が多くいます。集合住宅に住んでいる人が多いので、ちょっとした土地でも野菜などを育てることができれば、そこを貸し出すことで利用者が付きやすいです。
日当たりなどの条件がそろっている必要はありますが、駐車場のように舗装する必要もないですし、長期間使ってもらえる可能性が高いのでメリットの多い活用法となりえます。