起業家による空き家活用モデル事業について
東京都では、2018年度から「空き家活用モデル事業」を行っています。これは、東京都の中で増えている放置空き家、もしくは使用されずにいる空き家を有効活用するためのアイディアを出し、実際に活用するための事業をする人を支援する制度です。
都内には81万戸ほどの空き家があるとされていて、高齢者の増加によって手つかずの状態になっているケースも多々見られます。
この空き家問題を解決するに当たって、起業家に対して都が相談受付をすると共に、空き家の所有者と結び合わせることで事業を進めていくという制度を設けています。
補助金を空き家所有者に出すことで、この事業を円滑に進める取り組みもなされています。
事業に携わるコーディネーターとは
この起業家による空き家活用モデル事業には、コーディネーターと呼ばれる役割が設けられています。
起業家からの相談に乗り、対応できるようであれば適切な物件の紹介を行うという仕事を果たします。コーディネートして採択されているのは、都内における不動産業や開発事業の実績がある企業です。
空き家問題を解決する制度に注目
空き家問題を解決するには、空き家を有効活用するためのアイディアと、それを実行できる業者が必要となります。この事業では、フレッシュな起業家を紹介するという形で解決を図ろうとしていて、これからの動きに注目が集まります。